本日はベトナムの世界遺産であるホイアン(Hoi An)をご紹介させて頂きます。
ホイアン市は、ベトナム中部の中核都市であるダナン市の南に30キロに立地する人口12万人ほどの古い港町であり、1999年に古い町並みとして、世界遺産に登録されました。世界遺産に登録されたことによって、観光客が4倍に増加し、2013年の上半期も160万人の観光客がホイアンを訪れています。
ホイアンは、日本とも関係が非常に深く、17世紀初めには江戸幕府との朱印船貿易が盛んでした。ホイアン内には、大規模な日本人街が形成され、最盛期には1000人ほどの日本人が住んでいたと言われています。なかでも特徴的なこととして、当時日本人が建設した橋が今でも残っており、世界遺産ホイアン観光の名所となっております。その橋は、来遠橋(日本橋とも呼ばれている)と呼ばれ、屋根つきの橋であり、1593年に日本人によって建設されたと言われています。またその橋がベトナムの紙幣にもなっています。
400年以上も前に日本人によって建設された橋が今も現存するという話を聞くと、昔から日本人のモノ作りの技術がいかに高かったと感慨深くなります。
日本人によって建設されたと言われる日本橋
ベトナム紙幣になった日本橋