ハノイのオフィス物件の賃料について

こんにちは、ベトナム、ハノイ駐在員の浅野です。

 

今回のブログは、ハノイのオフィス物件の賃料についてです。

ベトナムに進出する場合、IT事業、商社、サービス業等の場合は、ハノイ市内にオフィスを賃借するケースが多いと思いますが、オフィスをどこに設置するのかの検討が必要になります。

 

 ハノイは、比較的広い地域にオフィスが分散にしているため、自社の事業を行うに適した地域を選択する必要があります。

 

 Hoan Kiem区、Hai Ba Trung区は、日系大手商社及び銀行、JETORO等のオフィスがあり、商業の中心地区と言えます。グレードの高いビルも多く賃料も他の地区に比較し、高めとなります。相場でいえば、1㎡で25USD50USD以上となります。社宅としての賃料も比較的高めですが、Trieu Viet Vuong通り、Bui Thi Xuan通り等日本食レストランの多い通りがあり、Vincomセンターという大型のショッピングモールもあるため、日本人駐在員にとって非常に住み易い地域とも言えます。

 

 Ba Dinh区は、Hoan Kiem区の西側にあります。こちらの地区は、Kim Ma通りに日系企業のオフィスが集中しています。オフィス賃料としては、平米あたり20USD30USDあたりになります。また、こちらの通りは日本食レストランも多数あります。社宅用の住居としては、Linh lang通り周辺に比較的手頃な物件が多く、日本食レストランもあり、日本人駐在員に人気があります。

 

 My Dinh及びCau Giay区は、ハノイの西側に位置しています。近年開発が進んでいる地区になります。新しいオフィスビルが次々と完成していますが、近年の不動産バブルの崩壊及びオフィス物件の需要過多により、賃料は比較的安く、平米あたり、15USD25USDほどの水準となっています。また、Cau Giay区のDuy Tanには多数の日系IT企業が進出しています。理由としては、ベトナムIT最大手のFPT及びこちらの企業が運営するFPT大学があり、優秀なITエンジニアの採用が比較的容易であることがあります。また、昨年高速道路が開通しました。ハイフォン方面へのアクセスが容易になりました。よって、現在非常に注目されている地域でもあります。

 

 ハノイ全体として、賃料は年々安くなっている傾向がありますが、安いだけで物件を選らんでしまうと後々トラブルが発生する可能性が高く、初めてのベトナム進出でのオフィス選びの場合は、ローカルの不動産会社ではなく、日系の不動産会社若し
くはローカルであっても日系企業への紹介実績が多数ある不動産会社から紹介を受けることが賢明であるといえます。

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