皆さんこんにちは。東京コンサルティング・ベトナムの山口です。
今週のブログは「外国人技能研修」について書きたいと思います。
ベトナムでの労働者送り出しは1980年代に始まり、現在では世界約40カ国・約50万人のベトナム人が就労していると言われています。日本企業が受け入れる際のベトナム人の送り出しには以下のようなメリットがあります。
【日本企業側のメリット】
・賃金が安い労働力が手に入る
・勤勉な国民性により、新しい知識を貪欲に吸収しようとするため成長が早い
・親日国家のため、他国に比べ信頼関係を構築しやすい
【ベトナム人のメリット】
・ベトナムでの所得よりはるかに高い賃金を得られる
・日本の技術を習得できる
・他文化を知ることで視野が広くなる
一方で、ベトナム人に対して給与がしっかりと支払われない、セクハラやパワハラなどの諸問題も発生し、受け入れ先からの逃亡を図る者が出ているのも事実です。また、ベトナム人が日本で働くためには、通常、送り出し機関による研修等が必要ですが、授業料・渡航費を日本の賃金だけでは賄いきれないという問題もあり、不法就労を促す原因にもなっています。
上記のようなメリット・デメリットはありますが、東日本大震災の影響や、東京オリンピックに向けてのインフラ整備などの影響で、労働力の需要が増えてきています。また、法務省が2014年4月に外国人就労期間の延長に関する発表を行ったこともあり、ますます外国人就労者は増えることが予想されます。
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