ベトナムの減価償却資産の耐用年数

会計

 こんにちは、ベトナム、ハノイ駐在員の浅野です。

 今回のブログは、減価償却資産の耐用年数についてです。

 資産の区分に応じて、以下の表のとおり定められています。なお、2013年6月10日に固定資産に関する新しい通達45/2013/TT-BTCが発効し、いくつかの固定資産の耐用年数に変更が生じています。

<減価償却 耐用年数表>                                                                                  

資産項目

耐用年数(年)

最短

最長

A.発電機及び発電設備

 

 

1.発電機

8

15

2.発電機(水力発電、火力発電、風力発電、混合ガス発電)

7

20

3.変電設備及び電気設備

7

15

4.その他の発電機及び電気設備

6

15

B.その他の機器及び製造設備

 

 

1.工作機械

7

15

2.鉱業用の機械及び設備

5

15

3.トラクター

6

15

4.農業及び林用の機械

6

15

5.送水及び燃料ポンプ

6

15

6.治金、防錆、腐食表面加工用の設備

7

15

7.化学品製造設備

6

15

8.建築資材、ストーンウェア、ガラス製品製造用の機械及び設備

10

20

9.部品、電子機器、光学機器、精密機器の製造用の設備

5

15

10.皮製品及び事務用品の印刷に供される機械及び設備

7

15

11.繊維製品に供される機械及び設備

10

15

12.服飾産業に供される機械及び設備

5

10

13.製紙産業に供される機械及び設備

5

15

14.食品生産及び食品加工用の機械及び設備

7

15

15.映画製作用の機械設備及び健康器具及び設備

6

15

16.電気通信、情報、電子機器、コンピューター及びテレビ用の機械及び設備

3

15

17.製薬用の機械及び設備

6

10

18.その他の機械及び設備

5

12

19.石油化学製品に供される機械及び設備

10

20

20.石油・ガス探査及び石油・ガス抽出に供される機械及び設備

7

10

21.建設機械及び設備

8

15

22.クレーン

10

20

C.実験及び計測器具

 

 

1.機械、温度、音量の実験及び計測設備

5

10

2.光学及びスペクトル設備

6

10

3.電気及び電子設備

5

10

4.物理化学の測定・分析設備

6

10

5.放射線設備及び器具

6

10

6.特定の用途に特化された設備

5

10

7.その他の実験・測定設備

6

10

8.鋳造に供される金型

2

5

D.設備及び車両

 

 

1.道路用の車両

6

10

2.線路用の車両

7

15

3.水路用の船舶

7

15

4.空路用の航空機 

8

20

5.パイプラインの運搬設備

10

30

6.商品の積み下ろし及びリフト機器

6

10

7.その他の設備及び車両

6

10

E.管理用機器

 

 

1.計算・測定機器

5

8

2.管理用の機械、通信設備及びソフトウェア

3

8

3.その他の管理用機器

5

10

F.建物及び構築物

 

 

1.建物

25

50

2.簡易的な休憩施設、食堂、ロッカー室、トイレ、車庫等

6

25

3.その他の建物

6

25

4.倉庫、貯蔵タンク、橋、道路、飛行場、駐車場、乾燥場等

5

20

5.堤防、ダム、排水溝、運河、灌漑施設

6

30

6.湾、造船施設の船台

10

40

7.その他の構築物

5

10

G.家畜及び植物

 

 

1.家畜

4

15

2.産業用の植物等

6

40

3.芝生、グリーンカーペット

2

8

H.その他の固定資産、上記にて規定されるものを除く

4

25

I.その他の固定資産

2

20

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