ベトナムの日系コンビニの進出状況

こんにちは、ベトナムのハノイ駐在員の浅野です。

今回のブログでは、ベトナムにおける日系コンビニの進出状況をご紹介いたします。

近年、ベトナムにおいて流通、小売業の外資系企業の進出が目立ってきています。ベトナムのWTO加入もあり、政府も積極的に市場を開放しているようです。

コンビニに関しては、2009年にファミリーマートが進出をしています。現在では、ホーチミンを中心に18店舗になっています。サークルKも積極的な店舗展開を行っており、ミニストップも2011年の12月にホーチミンに1号店をオープンさせました。ミニストップは日本と同様に店舗内にイートインコーナーを設置しています。

日系のコンビニの進出ラッシュが続いていますが、進出地域には大きな特徴があります。ホーチミンを中心に進出及び店舗展開が進んでいるということです。ハノイには一店舗も出店していません。これには大きな理由があります。

消費者の所得がコンビニの売上に大きく影響します。ホーチミンのほうが所得が大きく、コンビニ事業が成功しやすいということもあると思います。

しかし、それ以上に大きく影響している要素が路上販売の数だと思います。少し前にホーチミン、ハノイともに一定の主要道路での路上販売を禁止しました。しかし、実際の取締の状況はというと、ホーチミンはかなり厳しく取締を行っているのに対してハノイではあまり取締が行われている様子がありません。2、3か月に一回ほど取締を行っているのを見かけたりもしますが、普段、露天商は堂々と営業を行っています。

確かにホーチミンでも露天商を見かけることはありますが、ハノイに比べるとわずかという印象を受けます。

ハノイのベトナム人は、コンビニがなくてもこういった露天商や朝市等で十分に安い買い物ができてしまいます。こういった状況から、ハノイには日系コンビニが進出できないのでないかといわれています。

いろいろな事情はあるとは思いますが、私も日本人でコンビニの便利さを知っています。いつか24時間営業の日系コンビニが近所に進出してくれるのを首を長くして待っています。

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