トルコ 投資状況 

 

みなさん、こんにちは。トルコ駐在員の田中です。

今回のブログではトルコの投資状況について取り上げます。

 

2014年12月にトルコの経済省から出された国際直接投資情報によれば、1954年から2014年10月までに国際資本を持つ企業数は、60年間で41,131社にも及び、投資企業数は右肩上がりを見せております。そして、内6,257社がトルコ企業と外資企業とでパートナーを組んでおり、近年はM&Aで進出する企業が増えています。

 

国際資本を持つ企業の内訳を簡単に見ていくと、EU加盟国からの投資社数は19,228社、非EU加盟国からは4,328社、中東からは10,968社もの企業が進出しています。ただし一方で、日本や、中国語、韓国人、および他のアジアからの投資は2,989社に留まっており、今後の進出が十分に見込まれます。

 

業種別の内訳では、卸・小売業が14,371社と最も投資企業数が多いく、2014年には1,677社の企業進出が見られ、次いで、不動産業6,619社、製造業5,652社となっています。

 

東西の文化の交差点と言わるトルコは、地理的に近隣諸国の影響を受け、危険な国とみられる一方で、アジアと欧州に懸け橋となるポテンシャルを持っており、近年、様々な分野で外資企業の投資が伸びています。飛躍する素地を十分に持ち合わせるトルコが、情勢の回復後、どのように飛躍していくのか十分に期待できます。

 

 

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