こんにちは。東京コンサルティンググループトルコ支社です。
今回はトルコの教育水準についてお話致します。
1996年に75.8%だったトルコの就学率は1998年には85.6%、
2003年には96.3%まで上昇しています(2004年世界銀行)。
これはトルコ政府がEU加盟を目指し、教育に力を入れてきたからです。
トルコ政府は1990年代後半から本格的な教育改革を始め、それまで足りていなかった学校の建設、
教員の採用などを国際機関の援助を受けて行いました。
トルコのほとんどの国立の学校には体育館やプール、図書館などの教育施設が整っていないのが現状です。
また、地域によっては教員や教室の不足から、学校が午前と午後の2部制となっているところもあります。
就学率がある程度上がってきた現在、トルコ政府は世界銀行の支援を受け、高等教育の改革に力を入れています。
なお、2018年の国連人間開発報告書によると、トルコの識字率は95.6%となっています。
私立学校はイスタンブールなどの大都市にあり、学費は高額であるといわれています。
高所得者の家庭では、学校の設備やカリキュラム等を考慮し、
子供を初等学校から高校まで私立の一貫校へ通わせるケースが多く見られます。
質の高い高等教育を求めて海外へ移住することもあります。
又、学習塾の人気が近年とても高まっており、教育は一大産業となっています。
次回はトルコの就学率についてお話を致します。
今回は以上となります。
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東京コンサルティングファーム・トルコ拠点
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