今週より、シンガポールブログではマレーシアに関する情報提供もしてまいります。弊社ではまだマレーシアに拠点を設けてはおりませんが、提携先と協力して、進出のサポートをしております。
私はシンガポールのみならず、マレーシアも兼務しておりますので、いつでもご連絡頂ければと思います。
さて、マレーシア編の初回ということもあり、今回はシンガポールから見たマレーシアの位置づけについてご紹介したいと思います。
もうすぐ2013年も終わろうとしていますが、この2013年は、マレーシアの一つのターニングポイントであったと考えられます。というのも、これまであった外資に対する規制が大幅に緩和され、独資での進出のチャンスが格段に拡がりました。この機に、新たにマレーシアへ進出する企業が増えています。
シンガポール進出企業の方との話の中でも、コストや、雇用に多くの問題を抱えているシンガポールより、それら課題をクリアにできるマレーシアへの進出が魅力的にうつっていると感じられます。
一概にコストの比較をする事は困難ですが、多くのものがシンガポールの半分以下であると考えて問題ないと思います。
(ちなみに、シンガポールでスリーベッドルームを賃貸すると最低30万/月はしますが、ジョホールバルだと新築で10万程度で探せます。)
地域統括の拠点としても、マレーシアに対する注目が大きくなっています。シンガポールは、低税率やビジネスインフラの充実、情報の中心等で、ASEANの中で最も注目を集めている国でしたが、先述したように課題が目立ってきていると言えます。マレーシアではまだまだ安価な労働力や、シンガポールのような雇用の問題もないので、多くの企業の魅力となっています。
ただ、何も問題点がないわけではありません。
たとえば、シンガポールに駐在員事務所を設立する場合、必要書類を揃えれば、簡単に申請が認められますが、マレーシアの場合には、審査が厳しいといった点があります。
今後、マレーシアへの進出を検討される企業様が増えてくるかと思いますので、少しでも役立てる情報を配信出来ればと思います。