シンガポールにおける外国人労働者の推移

投資環境・経済

 皆さん、こんにちは。シンガポール駐在員の岩城です。

 今週は、先週MOM(Ministry of Manpower)より発表された年次報告より、シンガポールにおける雇用状況について確認したいと思います。

 昨年の就業者総数は13万6,200人増加し、そのうち外国人労働者数は4万8,400人でした。一昨年の外国人労働者増加数は6万7,100人でありましたが、2万人近く縮小したことになります。

 また雇用された外国人労働者のうち半数近くは建設業の労働者であり、これは鉄道や公営住宅の建設需要から来るものであり、一般企業の雇用は限られたものとなっています。
 
 以前より何度も申し上げていることですが、シンガポールでは現在外国人に対するビザ認可が非常に取りづらいものとなっております。そのため、労働力、労働資源が逼迫されているため、正規雇用のシンガポール人労働者の賃金が一年で4.6%も上昇しており、さらに企業の人材採用戦略が厳しくなっています。

 今年も、シンガポール人労働者の賃金はさらに上昇すると予想されており、これが既出企業の事業拡大及び新規進出企業への足かせの一因になっていることは明白です。

 弊社でも人材採用のサポートをしています。少しでも良い人材を確保するためにも、多くの人材採用会社等とのコネクションを持つことが重要となりますので、少しでもお手伝いさせていただければと思っています。

以上

 

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2019-10-23

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