シンガポール地域統括会社設立の方法①(金銭出資による方法)

その他

シンガポールに地域統括会社を設立すると仮定して、主に「金銭出資による方法」と「現物出資をする方法」の2つがあります。

 

本稿では、「金銭出資による方法」について述べたいと存じます。

 

金銭出資とは、株式譲渡の対価として金銭を払う方法のことを示します。この方法を利用し、シンガポールに地域統括会社を設立するやり方として、以下の2つに分けられます。

 

ケース①;新規設立で地域統括会社を設立する

アジアにおける販売統括会社として、シンガポールに親会社100%出資による子会社を設立したとする。そこで、シンガポールの周辺国の販売子会社を統括管理する体制を構築することで、アジア地域におけるさらなるマーケット拡大と、新規市場への進出、プレゼン向上を狙う戦略として有効となる。

 新規設立の場合、シンガポールの子会社には現金がありませんが、親会社は金銭出資を行った後、株式を譲渡することによりシンガポールの資金を吸い上げる形となります。

 

ケース②;既存の会社を地域統括会社へ昇格

 ここでは、シンガポールにある既存子会社を地域統括会社に昇格させるとする。ここで意味するのは、シンガポール子会社に親会社が保有する各国子会社の株式を譲渡する形となります。

 すなわち、日本の親会社が既存のシンガポール子会社に外国子会社を譲渡し、その対価として金銭を払うことにより、外国子会社を傘下に持つ地域統括会社を設立する流れになります。


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吉岡大樹

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