フィリピンにおけるリスクマネジメント

法務

こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

今週は、フィリピンにおけるリスクマネジメントについてお話しさせて頂きます。

まさか、と思うような経験を先週致しました。シャワーを浴びてシャワー室から出ようとしたら「カツン、、、」という微妙な音と共に、ドアノブが壊れてしまったのです。ドアノブを回してもドアが開かなくなってしまいました。木製のドアですが、拳で叩いてもちょっとやそっとでは壊れない程度の頑丈さです。

幸いにも、私は家族と一緒に暮らしているので、ドアを叩いて声を上げ、自分が閉じ込められてしまったことを家族に告げました。家族は若干動揺しつつも、コンドミニアムの管理人を呼んでくれ、管理人が工具を使って外からドアを開けてくれました。私がシャワールームに閉じ込められたのは若干15分程度でしたが、これはなかなか気づかないリスクだと、その間しばし対策を考えていました。家族が同居していれば問題ありませんが、家族がいないときや独身の方、単身赴任者の方には実は大きなリスクです。

以下、私なりに考察したリスク対策です。

【リスク対策】
●ドアノブが壊れるリスクを考えてドアを閉めない。
→寒いので×。
●携帯電話を持ってシャワーに入る。
→要電波状況チェック。水没しないように要防水対策。有効か。忘れないように習慣にする必要あり。
●ドアノブのカギをもともと外しておく。
→手間がかかるが有効か。
●ドアを破壊するための工具(ハンマーやバール)を常備しておく。
→ドアを壊すと弁償しなくてはいけないので×。

もし、上記対策を取らずに本当にシャワー室に閉じ込められてしまった際には、シャワーの水を外に向かって地味に放出し続けることや、腕力に自信があるのであればドアを破壊して脱出するのもいいかもしれません。助走を取れる広さであれば、体当たりでドアを破壊することも可能でしょう。

日本であれば、ドアノブが壊れて閉じ込められるなどというリスクは考えなくてもよいのかもしれませんが、発展国にはよくあるリスクのようです。
皆様もどうぞお気を付け下さい。

今週も、どうぞ宜しくお願い致します。

                                                以上


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