2019年フィリピンが大きく飛躍する

 

こんにちわ!

東京コンサルティングファームの山崎です。

いきなりですが、2017年時点でフィリピンに進出している企業はどのくらいだと思いますか?

 

2017年時点で1,502社あります。これは2016年の1,440社と比べると62社とも違いがあります。国別で比較すると2017年時点で進出企業数のランキングは8位となっています。
東南アジアだけで見るとタイ、インドネシア、ベトナムに次いで日系企業の進出が多い国です。

昨今ではシンガポールやインドネシア、タイなど東南アジアでスタートアップへの投資が進んでおり、それによって各国のスタートアップと日系企業との協働も注目されています。

 

しかしフィリピンのスタートアップは上記にあげた国と比べるとスタートアップ企業への投資額は小さく2018年の実績としては、総額3,300万ドルであり東南アジア全体の投資額である111億2,000万ドルと比較すると、他国よりも小さいことが大きく考えられる。

考えられる原因として、フィリピンの産業構造が発展しており特に近年では高学歴な若年層は、サービス業やIT-BPO(Infomation Technology-Business Process Outsourcing )分野で就業しているということもあるので、市場的かつ経済的にも安定していることからスタートアップとして新たなソリューションを生み出すという思考にいたらないということも考えられます。

 

逆に言えば、低学歴層は第一次産業として就労することも多く所得格差も大きいので起業するにもハードルが高いのが現状です。

しかし、東南アジアでインドネシアに次ぐ1億人以上の人口を抱え、平均年齢も20代前半と若い人材が豊富なフィリピンは消費市場としても人材の成長という点にみても、新たなスタートアップ大拠点になるという予測が立てられ、最近、フィリピンのスタートアップに特化した投資ファンドの設立が相次ぐほか、インドネシアのゴジェック(Go-jek)やカルーセル(carousell)がフィリピンのスタートアップを傘下に収めるなど、フィリピンのスタートアップへの投資家の注目が高まりつつあります。

 

フィリピンの大手企業によるスタートアップへの大型投資計画が相次いで発表され、同国発スタートアップへの投資がこれから飛躍的に拡大する可能性があります。2,000人が集まるスタートアップイベントも開催されるなど今後も国としての発展が期待されると思われます。

ぜひフィリピン進出を検討している方も、すでにフィリピンに進出している企業様もフィリピンのスタートアップとの協働を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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