東京コンサルティングファームフィリピン・セブ支店長の日比野です。本日は今ITのBPO先として注目されるセブの世界的な地位についてお伝えします。
米国の投資顧問会社ソロン(Tholon)の発表によると、2017年のIT BPOランキングにおいて、セブは12位となり2016年の8位より後退しました。1位はバンガロール、2位はムンバイ、3位はデリーとインドが続き、4位にマニラ、5位にはハイデラバードとなっています。(参照:http://www.tholons.com/TholonsTop100/)
ソロン社の格付けは以下の6項目をもとに行われています。
・Talent, Skill & Quality
・Business Catalyst
・Cost
・Infrastructure
・Risk & Quality of Life
・Digital & Innovation
CEBU IT-BPM Organization (CIB.O)のWilfredo Sa-a Jr.によれば、セブのIT労働者は2017年末に15万人いるとされ、今後毎年10%の成長率により3年で20万人のIT労働を見込んでいます。
フィリピンではロハス政権時代の2002年よりBPOの重要性に気が付き、積極的な誘致を行ってきました。IT BPOの核となるソフトウェア開発において2017年現在30億USドルの市場規模がありますが、今後3年で70億USドルへの急成長を見込んでいます。
インドの都市にシェアの軍配が上がる中、急速に知名度とIT環境を整備することで躍進を続けてきたセブに今後も期待されます。
株式会社東京コンサルティングファーム
フィリピン支社セブ支店 日比野和樹