M&A
フィリピンにおけるM&Aの動向
フィリピンにおける実質GDP成長率は金融危機の影響により、 2008~2009年にかけて落ち込んだものの、2010年以降は再び以 前の成長率を取戻しています。長年にわたり日本はフィリピンにとっ て1番の投資国でしたが、2015年にはオランダに次いで2番となっ ています。日本の投資は、外国資本の投資全体の約22%を占めているため、日本とフィリピンの関係はとても密接だといえます。 しかし、フィリピンも他のASEAN各国同様、外国資本に対しての規制が厳しかったため、フィリピンへの投資は、業種によって異なり ます。規制業種の場合はマイノリティ出資や名義借りによる進出が主な方法であり、それ以外の業種についての多くは100%日本出資です。今後の規制緩和により、日本企業が支配権の獲得を目指し、活発 にM&Aを行っていくことが期待されます。
フィリピンはその他のASEAN諸国に比べやや投資障壁が高いイメージがありますが、今後さまざまな産業分野が開放されていく過程 で、日本のみならず多くの国からの投資が期待されています。 ASEAN諸国でも賃金が比較的安く、英語のできる優秀な人材も数 多くいます。発展途上国への投資を試みる場合、文化や言葉の壁が大きな課題となります。その点、フィリピンでは、多くの国民が英語を公用語と認識しているので、その他のASEAN諸国に比べ、言葉の障害もなくスムーズに投資が行えるという点で、大きな優位性があります。 2022年時点でフィリピンのM&Aの案件数は144となっています。産業別に見ると、案件数は各産業に比較的分散していますが取引金額は消費財と輸送の分野に集中しています。
M&Aフロー
フィリピンM&Aのスキームや法律
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