ビザ手続きまとめ ④/④

経営

こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの濱咲克心です。

今週はビザ手続きについて、全4回に渡り、手続きの流れを記載していきます。

※ここで言う「ビザ」とは、一時居住許可証、いわゆるTRT(Tarjeta de Residente Temporal)のことを意味します。

 

ビザ手続きまとめ ~切替申請、TRT取得~

 

さて、領事面接が完了すれば、仮ビザのついたパスポートを持参し、メキシコへ入国します。入国後の手続きは、大きく分けて下記3つのステップです。なお、申請後、承認が完了するまではウェブサイト上で確認していくことになります。

 

  1. 切替申請

移民局による最終的な承認を得ます。必要書類を準備し、また事前に申請費用を支払う必要があります。申請費用は1年間の取得で3,715.00MXNとなります。(2017年3月現在)

なお、こちらの申請は入国後30日以内に手続きを行ってください。

 

  1. 署名、写真撮影、指紋採取など

その他手続きは代理を立てることは可能ですが、こちらの手続きは、署名や指紋採取を行いますので、必ず本人が移民局へ行く必要があります。

 

  1. カード受取

代理を立てることは可能ですが、その場合、ビザ発給者のパスポート原本が必要な場合があります。

 

以上でTRT取得となります。

なお、TRTを取得できれば、個人RFCや運転免許証、社会保険加入などの手続きを進めることができます。

 

 

■注意点

入国時

FMM(Forma Migratoria Multiple)と呼ばれる入国フォーム、メキシコ入国時に審査官に提出しますが、その際に返却される半券が切替申請時に必要です。また、”Canje”(切替)にチェックされ、滞在日数が30日になっているかどうか確認してください。もしそのようになっていない場合、再度空港などへ行き、変更してもらう必要があります。

※通常、ビジターとして入国する際は、”Estancia Maxima Hasta 180 Dias”の方にチェックされ、滞在日数は180日となります。

 

切替申請時

上記の通り、滞在日数は30日となり、申請は入国後30日以内に手続きを行う必要があります。

 

 

■必要なもの

切替申請時

・申請書

・パスポート原本及びコピー

・申請費用の支払領収書

・FMM(入国フォーム)※入国時、審査官記載部分を手渡されます。

・その他当局によって要求される情報

 

署名、写真撮影、指紋採取時

・写真

 

カード受取時

・パスポート原本(場合による)

 

 

■所要時間

トータル約1~2週間 ※時期、場所によって大きく異なりますのでご留意ください。

 

 

■申請先

雇用主登録、メキシコ国内申請を行った管轄の移民局(INM)

 

 

 

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