今回はメキシコの優遇制度の推移についてお話します。
1994年は新外国投資法が制定された年であるとともに、外資の受入れを積極的に開始した年です。これに伴い貿易関連の規定も次々と定められました。
まずは同年においてNAFTAを発効して、アメリカ、カナダ、メキシコは巨大な経済圏へと大きな一歩を踏み出しました。
また、従前から存在するマキラドーラ(保税加工制度)およびPITEX(一時輸入制度)の各種インセンティブを補完する形でレグラ・オクターバおよびPROSECが制定され、マキラドーラおよびPITEXについても、NAFTAにおける不均衡を調整する形でIMMEXに統一されます。
具体的には以下のフローでこれら輸入に係るインセンティブが整備されました。
以下に1994年以降に設定されたIMMEXおよびPROSEC、レグラ・オクターバの規定を見ていきます。
以上、お読みいただきありがとうございました。
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