皆さん、こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの藤田大です。
今週は設備購入の会計処理について記載します。
質問)
この度、親会社から機械設備を分割払いで購入する事になりました。
会計税務上の観点から、請求書の受領、支払いに関して教えて欲しいです。
1.会計処理の観点から、どのような契約書なり、請求書の授受なり
を行えばいいでしょうか。金利分も減価償却に含めたいと考えています。
2.また、このような長期の分割払いの場合、減価償却はどのように
考えるのでしょうか。
一括払いでどっとキャッシュが出て行ったものを分割して経費に
していくのが会計処理上の減価償却だと思うのですが、そもそも
分割払いなら、会計上もフラットですし、どういう考え方になる
でしょうか。
3.減価償却が始まるとするならば、稼働開始月を貴社に報告する
必要ありますね。
回答)
1.会計処理の観点から、どのような契約書なり、請求書の授受なりを行えばいいでしょうか。
⇒割賦売買の契約書を用意する(金利は購入代金に含む)必要がございます。
金利は固定資産に加算して計上し、減価償却する事になります。
また、この際にペディメントに記載の資産の金額には、金利分も含めれている必要がございます。
2.また、このような長期の分割払いの場合、減価償却はどのように
考えるのでしょうか。
一括払いでどっとキャッシュが出て行ったものを分割して経費に
していくのが会計処理上の減価償却だと思うのですが、そもそも
分割払いなら、会計上もフラットですし、どういう考え方になる
でしょうか。
⇒税務計算とキャッシュフローは分けて考える必要がございます。
会計上は「固定資産 / 未払金」として計上され、この「固定資産」が毎月減価償却される事によって、費用計上されていきます。
一方で分割払いにつきましては、
取引先との決め事ですので、双方で決定した契約に基づき、
発行される請求書に従って、お支払いをする事になります。
3.減価償却が始まるとするならば、稼働開始月を貴社に報告する
必要ありますね。
⇒減価償却の開始は原則的に「購入の翌月から」となっております。
輸入の場合、ペディメントに記載の日付の翌月から、減価償却を開始する事となります。
藤田大
※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。