こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの清水皐でございます。
今週は、新型コロナウイルス(COVID-19)状況下のメキシコの今について記載いたします。
質問)
日本で勤務をしている者です。
新型コロナウイルスの影響により、4月中旬より弊社メキシコ拠点の駐在員を全員日本へ帰国させ、しばらくメキシコ国内の動向を伺っております。
収束に向かいつつあるアジア圏と比べ、ブラジル、メキシコを始めとした中南米は未だ感染者数が増え続けているとのことですが、実際のところまだまだ規制緩和には程遠いのでしょうか。
現地の状況をお伝えくださいますと幸いです。
回答)
お問い合わせいただきありがとうございます。
新型コロナウイルスの感染者数はメキシコ国内で既に累計10万人を超えており、死亡者数は1万人を超えております。
日々平均で2,000~3,000人超のペースで増えており、今後も暫くはこの傾向が続くとみております。
各企業の経済活動においては、地域や業種別に信号(赤、黄、橙、緑)の設定が設けられ、経済活動の再開は認可されているものの、一度に職場で働いている人数の制限や、連続で出勤して良い日数等様々な労働条件が定められているため、実質、まだまだ通常通りの営業再開とはいかないという企業がほとんどである現状でございます。
私が実際に居住しているメキシコシティ周辺では、一時期と比べ、閉店していたカフェが営業を再開したり(引き続き店内での飲食はできずテイクアウトのみですが)、スーパーに入る際にマスク着用やアルコール消毒を強制されなくなったり等、若干の規制緩和(?)も見られていましたが、感染者数が大台に乗ったことからか、再び規制を強化している店舗も多く見受けられました。
とはいえ、街行く人々を見ると平気でマスクをしていなかったり、保険庁の目を掻い潜って露店を再開していたり、という光景も目の当たりにするため、楽観的なメキシコ人らしいなと思ってしまうこの頃でございます。
今週は以上となります。
弊社東京コンサルティングファームでは新型コロナウイルス関連のご相談や、経済活動における法務・労務面のアドバイザリー等も行っておりますので、
ご不明な点がございましたらどうぞお気兼ねなくお問い合わせください。
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株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
清水皐
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