メキシコでは事あるごとに、権限者を証明するためにIDや権限者名を記載しているPoder(ポデル)と呼ばれる書類の原本の提示が求められます。
もちろん、日本でもこのような原本の提示は求められますが、メキシコ現地では手続そのものは自社のメキシコ人スタッフや弁護士事務所・コンサルティング会社に依頼することが多いため、彼らに公的書類の原本を渡さなければなりません。
加えて、郵便事情が悪いため、到着に時間がかかったり、最悪のケースでは紛失と言ったリスクも伴います。
そこで、このようなリスクを回避するためにお勧めしたいのが、Certified copyの利用です。
Certified copy(Copia certificada)とは、認定コピーと日本語では訳されますが、簡単に言ってしまえばコピーしたID等を公証人が「原本と同じものですよ」というお墨付きを付けるものです。
この認定コピー書類は、原本と同じ効力を持つため、原本を各種手続の際に提示する必要がありません。
Certified copy(Copia certificada)そのものは有料で対応されるものですが、紛失や盗難のリスクを避けることができますし、万が一ご自身がIDを紛失してしまった際にもCertified copy(Copia certificada)を使ってIDや公的書類の証明をすることができますので、普段から何枚か準備をしておくとよいでしょう。
本件に関しての詳細を確認されたいことは、ぜひ弊社HPを通じてお問い合わせ頂ければと思います。
HP:https://www.kuno-cpa.co.jp/tcf/mexico/
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株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
黒岩洋一
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