管理者が絶対に言ってはいけない言葉・・・
それは、「忙しい」という言葉。
この言葉を言う人には、二つのパターンがあります。
一つは、その人が優秀すぎて仕事が集まりすぎてしまう。
そのため、「忙しい」となってしまうパターンです。
この場合の忙しいは、”優秀さ”を表す言葉になります。
一般的に、このパターンの人が”出来る人”と呼ばれます。
誰しも、仕事を頼むのであれば”出来る人”に頼みたい
と思う訳で、その結果、部署の特定の人などに仕事が
集中し、その人が忙しくなっていく、と。
そして、もう一つのパターンは、そこまで仕事が集まって
いないにも関わらず、能力不足で一つ一つの仕事に
時間がかかってしまい、オーバーフローしてしまう人。
この場合の「忙しい」は、前者と反対で”仕事ができない
=無能の証”になってしまいます。
最初のうちは、誰もが仕事が出来ず後者のパターンの
中で、知識・経験を積んでいくことで前者のパターンに
入ると周りから”あの人は出来る”となり、時間と共に
”昇進”していくことになるでしょう。
しかし、昇進して”部下”が出来ると、この評価が
一変してきます。
管理者、上司の役割というのは、自分の仕事を
部下に任せ、自分は更に付加価値の高い仕事を行う。
部下を増やしていき、生み出す価値を倍々と増やしていく。
自分に部下がいない、一番下の状態であれば
自らが”体”を使って価値を生みだしますが、一人でも
部下が出来た瞬間から、自分は体ではなく”頭”を
使って仕事をすることが求められます。
時間が無い。”忙しい”という概念は、”体を使う”
という前提のもので生じてきます。
そのため、管理者の立場で「忙しい」という言葉を
言った瞬間に、その人は”無能な管理者”という
レッテルを貼られてしまいます。
プレイヤーとして評価されてきた人が、昇進によって
全く評価が変わる、”使えない”となってしまう。
その根っこにある原因は”価値観の変化”がないまま
管理者としての仕事を行おうとしてしまう、という事にあります。
組織の状況によっては、スピード昇進ということで
実力が伴っていない状況でも昇進してしまう、という
事も中小企業では多々起こります。
「人は、無能になるまで昇進する。」
ピーターの法則を早々となぞらないように、
昇進=ステージの変化⇒求められる役割(価値観の変化)
という形で考えておくことが、上に向かってキャリアを
形成する上で最も重要な要素ではないでしょうか。
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増田 鉄矢
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