標準化やマニュアル化がなぜ必要なのかという質問をされると
- 「業務を引き継ぎをスムーズに行うため」
- 「ミスを防ぐため」
- 「業務の見える化をするため」
- 「効率(生産性)を上げるため」
と言ったことが思い浮かぶのではないでしょうか。
実際、標準化やマニュアル化を行うことで、
ミスを無くしたり、引継ぎがスムーズになったり、効率が上がったりするものです。
しかし、ほとんどの人はこれらのメリットよりもマニュアルを作るという行為のデメリット(負担)の方が大きいため、
いつまでたっても標準化・マニュアル化が進められません。
特に日々の業務で忙しい人(忙しいと思っている人)にとっては、
「そんなことよりも今の作業が優先」となってしまうものです。
このような場合、本来であれば経営者がこの状況を打破するため、リーダーシップを発揮しなければいけませんが、
経営者自身も「社員に負荷をかけてまで行うものではない」と思ってしまっているケースが目立ちます。
本当に必要なことでであれば、負荷をかけようとも実施しなければいけませんが、
実行できないということは、結局のところ重要だとは思っていないということです。
さて、中小・零細企業の経営者と話をすると、
「社員は家族です(実際に家族経営だったりもしますが)」と話をされる方がいます。
また、海外でも、特に新興国では、家族のような雰囲気を大事にしている経営者やそのような雰囲気を望んでいる社員が多いように思えます。
ここでいう家族をどのように定義するかは難しいところですが、
会社を家族と定義した場合「上手くいっている家族」と「上手くいっていない家族」があるのは事実です。
では、その違いとは何なのでしょうか?
通常の家族でも同じだと思いますが、家族としてのルールが定まっており、
そのルールに沿って運営がなされているか否かという点は大きいと思います。
無秩序な状態において、個々人が好き勝手動いていてはどんな小さな単位であったとしても
上手くいくはずはありません。
会社において上手くいかないとは、崩壊、言葉を変えれば倒産を意味します。
本当に家族を守りたいと思うのであれば、規律やルールをつくり、そしてそのための仕組みづくりを行っていかなければいけません。
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株式会社東京コンサルティングファーム
黒岩 洋一
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