ミドルマネジメントの仕組み化①

こんにちは
株式会社東京コンサルティングファームの小林です。

前回まで、ロワーマネジメントの仕組みをどう構築していくかを全4回で考えてきました。

 

今回からはロワーマネジメントを管理する立場であるミドルマネジメントの仕組みをどう作っていくかについて解説していきます。

 

会社の中で最も重要なポジションは実はミドルマネジメントだと私は考えています。
なぜなら、ミドルマネジメントの役割は大きく分けると以下の2点になります。

  1. トップマネジメントの意思決定や方向性をロワーマネジメントが実行できるように正しく伝える
  2. ロワーマネジメントの戦略遂行状況を管理し、トップマネジメントへタイムリーに伝える

 

この2つがうまく機能しなければ、会社はバラバラになってしまい、社長がやりたいことが実践されない、もしくは社員がどう動いているのかが全く経営者が把握できないということになります。

 

逆にミドルマネジメントのこの2つの機能がうまくいくことによって、会社は大きなことを達成していける組織になれます。

だからこそ、ミドルマネジメントこそが会社の浮沈を握っているといっても過言ではないと私は思うのです。

 

さて、この2つの機能をミドルマネジメントが持つために、ミドルマネージャーにはどういう能力が必要とされるのか?をまずは、考えてみたいと思います。

 

1番目のトップの意思決定や方向性を部下に伝えるという観点で言えば、大前提としてトップの考えを正しく理解することが必要になります。

考えを理解するということは、聞いて理解することができればいいのですが、事業の戦略というのは様々な条件や要因が複雑に絡み合っているものなので、時にはトップとのディスカッションも必要です。

 

もう1つは、ミドルマネジメントは現場との距離も近いので、その戦略を実行する際の現場としての懸念点や疑問などを解消するということもその役割となるでしょう。しかしここで注意したいのが、現場の意見をそのままトップにぶつけるということとは違うということです。

 

人間というものは、自己保存の欲求が潜在的にあり、またできる限り脳や肉体のパワーをセーブしようとする風になるものです。よって、新しいことを始めようとしたときに、そのアイデアを自分がやりたいものとして考えられなければ、余計なもの、プラスアルファのものとしてできる限りやらないようにしたいと思ってしまうものです。

これは人間の本能なので仕方がありません。こうした反応になってしまうということは受け入れる必要がありますが、ミドルマネージャーもそれはやりたくないというスタンスでいると、その戦略は絶対に実行されるものにはなりませんし、ミドルマネジメントとしての存在意義そのものにも疑問符がついてしまいます。

 

現場の状況というものを理解しながら、新しい戦略をどうすれば部下ができるような状況に変えられるか、ということをミドルマネージャー自体も考える必要があります。

今行っていることをどれかやめた上で、

  • 新しいことを始めるのか?
  • 新しいことを今やっていることと組み合わせてより生産性を高くできないか?

という風に、トップの戦略を実行しうる行動計画を考えた上で、
それでも現状リソースでは無理が生じるということであれば、

  • 人員の増強
  • 一部手続きのアウトソース

など、実行ができるためのオプションをトップマネジメントに示すという姿勢が必要です。

 

新しい提案に対してすべて否定的な意見を述べる経営幹部というのはどこの会社にもいるものです。

そういう人たちはできない理由を挙げて、なぜそれがうまくいかないかということを論じることが自分の役割だと考えていたりするのですが、こういう人たちは本当の意味でミドルマネジメントの役割を果たしてはいないということになります。

 

もちろん、経営に深刻なダメージを与える恐れのあることをトップがやろうとしている場合は、そこに対して反対意見を述べる必要があるという可能性もあります。

その場合であっても、なぜそれを反対するのかという明確な根拠を述べるということが必要ですし、本当にどのような手段を講じてもそれはやるべきでないのかということをしっかりと考えた上での反対をしなければなりません。

 

やらないという意思決定は、それをやらないことによる機会損失を受け入れるということなのです。
そこに対して責任を持ったうえでの反対なのか?を考えていきたいですね。

 

さて、ここまでを整理すると、ミドルマネージャーに必要な能力は、

  • トップの意図を正しく理解する
  • 基本的には「できる」という思考
  • 現場にその戦略を落とし込む時にどのようにアプローチするか?という交通整理能力
  • やらない機会損失を踏まえた上で、それ以上のリスクがあるとして反対するのか?という問いかけ

 

こうした思考・姿勢がまずは重要になります。

次回は、②の部下のアクションを管理しトップに伝えるうえでの必要な能力について述べていきたいと思います。

 

以上、お読みいただきありがとうございます。


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株式会社東京コンサルティングファーム

小林 祐介

 

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