戦略を考えるフレームワークに3C分析がありますが、自社と顧客(市場)と競合を徹底的に分析することは、イノベショーンを行う上で、重要です。
その中でも、競合分析は、意外と行っていないと思われます。競合他社を挙げるとなると、いつも顧客から比較される会社名が出てくると思います。
その際に、差別化を考えるのは価格だと思います。競合より安ければ、受注の可能性が高くなると、安易に考えるのです。
しかし、実際に受注の決め手になるのは、価格以外であるのですが、その本質まで徹底的に分析して、改善しているか?というとそうでもないことは往々にしてあります。
ビジネスは、常に競合他社との戦いなのですが、目の前のクライアントのことばかり考えてしまいます。
顧客の真のニーズを考えて価値を創造して提供することは、最も大切ですが、競合他社との差別化を意識することも同等に重要です。
どの会社を競合と見るかも重要になります。自社の商品やサービスが他の業界からの参入や代替により、負けてしまうことを考える必要があります。
イノベーションを起こす際に、市場のニーズだけでなく、競合他社の研究をして差別化を考えるとアイデアも出やすいたと思います。
他社と、直接バッティングする時だけ、競争を意識するのではなく、常に競合の存在を意識して価値を考えることは、習慣化しないと難しいと思います。
競合他社を意識すれば、自社の足りないことや改善すべきこと、新たな商品・サービスのアイデアも出ると思うので、毎年、事業計画を作成する際には、徹底的に競合分析をすべきです。
イノベーションは、既存の商品・サービスの組み合わせから生まれるので、自社の業界以外の会社も研究対象とすることがポイントです。
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東 真奈美
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