夏休みの宿題や、レポート提出など納期のあるタスクを、納期日の直前に着手して、納期日ギリギリに仕上げる人は、多いと思います。
人は、追い込まれると「短納期で仕上げる底力」、つまり「火事場の馬鹿力」を発揮します。
この能力を、もっと仕事や人生に活用する習慣化はとても大切だと思います。
ちなみに、火事場の馬鹿力とは「とてつもなく追いつめられたときに、通常では考えられないほどのパワーを発揮する」という意味です。
一方で、平常時は、我々の体や脳は力を自動的にセーブするように出来ているそうです。非常時に備えて力を温存させる本能です。
仕事のタスクのスタート時点では追い込まれた緊張感がないため、爆発的なモチベーションが湧いてこないのですが、納期ギリギリになると脳は非常事態を感じて、「何としても間に合わせなければ」と必死に取り組み、とてつもない集中力が発揮されるのです。
例えば、会議の直前に集中して資料を作成したり、デートがある日は18時退社を死守するために朝から工夫して仕事を進めるし、月末にノルマ達成ができないとなれば、最後の駆け込み需要を取りに行こうと必死に策を練ると思います。
よって、非常事態の状態に自分を追い込むことにより、タスクの初動で爆発的な力を
発揮できると思います。
自分を追い込む1つの方法として、短納期にして制限を設けることが考えられます。
有名なパーキンソンの法則によると「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」なので、つまりは、納期をどこに設定しても、制限時間をギリギリまで使うのが人間の心理のようです。
であるならば、納期を短納期にすれば、工夫してその時間内で終わらせるとも言えます。
では、どのように短納期にすれば良いのか?最終納期を変えずに中間納期を上司や顧客と約束することは有効な方法だと考えます。例えば1週間後が納期だとしたら、中間納期として、3日目に上司や顧客に提出する納期を約束することです。
その他には、退社時間をコミットするのも脳に緊張感をもたらす1つ方法だと思います。脳は、いつも通りのやり方、ペースに安住してしまうのものなので、特別な事情がない限り、違うやり方、猛烈なスピードで仕事をするはしないので、退社時間などの制限を設けて高い集中力を出すことを続けることにより、それが習慣化になり生産性の向上に繋がると思います。
人は、背伸びしてギリギリ届くか、届かないかの状態で、高いパフォーマンスを発揮します。安全なコンフォートゾーンにずっといると、どんどん非効率なやり方が蔓延して、マンネリ化から抜け出せなくなっていきます。
常にストレッチゾーンで仕事を続けていると、劇的に成長し成果を高めることができるので、短納期習慣で、自分自身を追い込んむ習慣化に取り組むと共に、中小企業にも、この
習慣のサポートを行って、生産性の向上を図りたいと思っております。
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東 真奈美
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