マネジメント力を高めるには、抽象化能力を高めることは重要になるのですが、その訓練方法として書いて考えることが、とても有効だと思われます。
具体的には、事実として起きていることを抽象化して、そこからアクションを考える。つまりは「事実→抽象化→アクション」のパターンを繰り返し行うのですが、それぞれを書いて考えるのです。
事実を抽象化することは、知覚した情報を知恵に変えることであり、つまりは何らかの意味合いを付与して価値あるものにすることです。
抽象化するには「問いかけ」が重要になるのですが、それが「What?」「How?」「Why?」で思考の深さが変わってきます。
「What?」は、目の前の現象や考え方を抽象化して名前をつけます。
「How?」は、目の前の現象にどんな特徴があるのか?などを深掘りして考えます。
「Why?」は、目の前の現象がヒットした、刺さった理由は何か?を深掘りして考えて、その中でも重要なエッセンスを抽出します。
上記の問いかけについて、書いて言葉にすることで言語化能力が高まり、結果として、抽象化能力を高めることになります。
言語化能力の訓練方法は、ひたすら問いかけを書いて考える訓練になるのですが、まずは自分の言語化されていない深層意識を言語化することが良いと思われれます。
自分の意識に対して、「何故刺さったのか?」「本質的に何故そう思ったのか?」を逃げずに考えて言葉にすることです。例えば本やセミナーなどでインプットしたら、そこでの気づきを深く考え言葉にする訓練をするのです。
抽象化したものを言葉にする言語化能力が高まると組織のマネジメント力も高まります。目標設定も明確になりメンバーへ想いも共有もしやすくなるからです。
例えば、「良質な非常識」など本質を突いていて、聞いたときに印象に強く残る言葉を生み出せると、共感を得やすく伝わりやすいのです。「永遠は短い」など今まで組み合わさったことのないような言葉の組み合わせも相手に深い印象と感動を与えることが出来ます。
抽象化は、一見すると関係のない事象について共通点を見い出すことなので、言葉の組み合わせの訓練をして言語化能力を高めることは、抽象化能力を高めることになるのです。
~▶YouTuberになりました!~
弊社YouTubeチャンネル『久野康成の毎日が有給休暇!!』を開設いたしました!
「久野康成の毎日が有給休暇!!」では、代表の久野が作った365の金言を
『久野語録』として日めくりカレンダーにまとめ、内容を毎日解説していきます。
チャンネル名にある通り、「毎日が有給休暇」になるような生き方のツボとコツを発信しておりますので
ぜひ一度ご覧頂ければと思います!
また、経営者の方に必見の、「久野の経営のエッセンス」シリーズも継続的に投稿しております。
こちらは、経営をする上での疑問点や悩みなどに対して、気付きを得ることができる動画となります!
株式会社東京コンサルティングファーム
東 真奈美
※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。
該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても、情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Pte. Ltd.)は一切の責任を負いません。ご了承ください。