初めての仕事をした時に真の実力が試される

先日の日経ビジネスに、ジャパネットたかたの現社長の興味深い記事が掲載されており、印象に残っています。

高田社長は、高校生ぐらいの時から、ジャパネットたかたを継ぐだろうなと思っていて、自分が入社した後のことを色々と考えていたそうです。

事前にしっかりと事業承継することを戦略的に考えて準備をしていたから、承継した後すぐに行動して会社を自分のリーダーシップで変えたので、増収を続けられているのだと強く思いました。

 

事業承継に限らず、自分が将来どんな仕事をするかを想定して、地道に努力を続けられるかどうかで、実力に差が出ます。

そして、「初めての仕事をした時に真の実力が試される」のです。それは、事前準備をしていたかどうかが試されるのです。

 

このことから、当社の現社長は、社長になってから何故、急速に成長できたのか?の理由を深く理解できました。

久野会長は、朝研修をしっかりと行うことができるかどうかが、本質的に事業承継できたかどうかの判断基準だと言っていたのですが、彼はそれを実現したのです。

 

彼は、入社当初から「自分が久野康成公認会計士事務所を継ぐ」と言っていたのです。
その言葉は、確か2005年ぐらいに聞いたと記憶しているのですが、私にとってかなり強烈に印象に残っています。

 

そして、彼は久野会長がブログをアップしたらすぐに自分のメールアドレスに飛んでくるように設定していたので、すぐにブログを読んで会長の思考法を学んでいたのです。

 

私にとって、彼が社長になった時、その時が来たと率直に思えました。
また、社長になった後、急速に成長したのは、社長(所長)になることを想定して、会長の思考法をずっと学び続けていたからなのです。

つまりは、しっかりと準備をしていたので真の実力が出たのです。

 

正しい思考法は、英語と一緒ですぐに身に付くものではありません。しっかりとした目的も重要なのです。

 

現在、久野会長の語録YouTubeのコメントが毎日義務付けられているのですが、これは当社の社員教育であり、コンサルタントになるための経営者の思考法を学んでいるのです。

自分の将来のビジョンを実現するための準備だと、どれだけ思えるか?で取り組み方が変わります。主体的に取り組むかどうかは、「自分の将来の姿をどれだけイメージできるか?」にかかっているので、しっかりと教育することが大切です。

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