会社の成長を阻害する、3つの“ない”。
これを全て無くしていくと、会社も、社員もどんどん成長していくと言われています。
その3つとは・・
- 出来ない
- 知らない
- 考えない
まず、①と②ですが、これは経営者の方であればよく社員の方から言われるのではないでしょうか。
- 「やったことが無いから、“出来ない”」
- 「それは私の仕事ではないので、“知らない”」
このような“言い訳”は、究極的には全て“自分志向”からくる“自己保身”によるものです。
これを矯正するためには、個人のベクトル(志向性)を会社のベクトルに合わせる、ということが必要になります。
そのために、”朝礼“や”研修“といった仕組みを導入する会社も多いですが、ここで何を話すかによって、個人と会社のベクトルが擦りあうかどうかが決まってきます。
(この点については、また別のブログで触れたいと思います。)
①と②は、そのまま“言い訳”として出てくるのですが、、、
一番根深いのは、③の“考えない”です。
人間の脳と言うのは、他の部位に比べてエネルギー消費が大きいので自然と活動をセーブしようとするのは、仕方のないことかもしれません。
考えないで出来る仕事。つまりは“楽な仕事”をしている人は本人自身の成長もなく、会社にとってもプラスとは言い難い存在に変わっていってしまいます。
本当の意味で“社員を育てる”というのは、知識や技術を教えるのではなく、“考える習慣”を付けさせる事なのではないでしょうか。
これを、経営者の叱咤(強制)でやるのではなく上記の朝礼や研修といった制度、つまりは”仕組み“を作って解決すること。それが長期的な問題解決のアプローチであり、組織の成長へと繋がるステップになるのだと思います。