超円高を背景に、インドネシア進出企業が急速な伸びを見せているインドネシアでは、ある一定の職種、階層のワーカーが少なくなっている現状があります。すなわち、月給1万円程度のワーカー層はいまだなお豊富に供給できる体制にある一方で、アドミを担当することができる労働者特に、英語、日本語という付加価値がつくとかなり採用が難しくなっているという印象を受けます。
ほんの数年前は、4,000,000ルピア程度で、経験5年以上、英語場合によっては、日本語も対応できる人材もいた状況でしたが、今では6,000,000は少なくとも必要でしょう。その他、THRはもちろん、インシュランス、車両貸与等のベネフィットを場合によって付けることになります
それくらい人の採用が難しくなっているからこそ、なおのこと、採用には慎重になるものです。こちらに私が来た当初からお世話になっているお客様に勧められたのは、人材の採用をするなら、中部ジャワの人間にしなさいということでした。
もともと、ボロブドゥールで有名なジョグジャカルタ及びその周辺は農耕民族としての歴史があり、(かどうかそれが理由かどうかは推測の域を超えませんが、)日本人の気質に似たものがあるようです。
また、同じように、この地域の人間は気をつけたほうがよいということもあるようです。このあたりは、推測の域を超えませんが、どちらにしても、採用に当たっては、どこ出身か、また両親がどこ出身であったかということも一つの研究材料としてみるとよいといえます。
以上
インドネシア駐在員 加藤