インドネシアのレバラン2020

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東京コンサルティンググループ、インドネシア法人にて勤務しております、内野能活です。

今回は「インドネシアのレバランについてです」についてです。

 

インドネシアの人口の約90%がイスラム教ですが、イスラム教に限らず各宗教での祭事がある日は国民の祝日となっております。

イスラム教の祭日では一番大きいもので、断食明けの休暇(レバラン)があります。
世界中のイスラム教信者が年に一斉に断食を行うというものです。また断食を行う時期はイスラム暦(太陰暦)に則り、毎年11日くらいずれ、段々と早まっています。

アラビア語で、この 『断食する一ヶ月』 のことをラマダン (Ramadan) と称します(断食は 「サフル」 )。
この断食は日中(日の出から日没まで)の飲食が禁じられるため、一ヶ月間一切断食しているわけではございません。

当該ラマダン期間を終えたのちに、実家等へ帰省しお祝い事をするというのが【レバラン】と呼ばれる断食明けの休暇となります。
このレバラン休暇には政府機関含めすべてがストップするため駐在している方も日本へ帰国するかたも多いです。
(たまに従業員が帰省したまま帰ってこない等あるので注意)

 

コロナウイルスが影響をおよぼしている2020年のレバラン(5月21日~6月1日)について、インドネシアのルフット調整相によると、政府はイスラム教の断食明け大祭(レバラン)前後の長期休暇中の帰省を禁止しない決定をしております。
レバラン時期の大移動による新型コロナウイルスの感染が急激に拡大するのを避けるため、政府は帰省の禁止を検討したが、保健省の承認に基づき地方政府が人の活動を制限できる「大規模な社会的制限(PSBB)」を、帰省用の公共交通機関を対象に発動することで、乗客同士の間隔をとるように規制および乗客の輸送量を制限し、運賃を値上げせざるを得なくなることから、帰省人口を抑制できるような方策を取る予定です。

また帰省を見送った首都ジャカルタの低所得層には、社会省を通じて優遇措置や社会支援を行うこととしています。

 

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東京コンサルティングファーム インドネシア拠点
内野能活

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