東京コンサルティングの徳田です。
去る12月末に突如、移転価格文書に関する新たな規制が設けられましたが、そもそも何を作れば良いのか分からない、という問い合わせがよくあります。
今回は、マスターファイル・ローカルファイルの具体的な中身を簡単にまとめます。
1.マスターファイル
マスターファイルのコンテンツは、グループ全体の情報が必要となります。
<必要となる情報(例)>
・グループの概要
・グループ全体の組織ストラクチャー
・子会社それぞれの役割
・連結財務諸表 etc
2.ローカルファイル
ローカルファイルのコンテンツは、インドネシア法人の情報が主となります。
<必要となる情報(例)>
・個別財務諸表
・関連者間取引のサマリー
・関連者間取引の契約書
・関連者間取引の証憑
・企業概要
・競合情報
・産業状況
・市場動向の概況