レバラン休暇前の留意点<臨検対策>

労務

当地では、7月28日、29日より、レバラン休暇に入りますが、この時期に入り、警察、イミグレーション、あるいは法務省からの臨時監査(ランダムチェック)を受ける実例が多くなっているようですので、皆様に注意喚起を含めてご連絡を差し上げます。

通常、警察、イミグレーション、法務省は一つのチームを作り、外資系企業を中心に臨検を行います。会社書類が適正に備えられているか、有効期限は切れていないか、就業規則等の労務上の規定が法律に則っているか、といった形式的なチェックがメインですが、一番の論点になるのは、外国人の就労許可です。特に、外国人出張者についてターゲットになるケースが多くございます。

観光ビザ(ビザオンアライバル)あるいは、ビジネスビザ(211、212ビザ)では、原則的に就労ができません。ここにいう、就労とは、机の前に座って、パソコン作業をする、工場に立ち入るといった事例も含みます。上記のビザは商談のみが可能ということを改めてお伝えします。

したがいまして、出張者の方は、工場に立ち入らない、事務所では会議室等で待機する、といった形式的な要件を守っていただくとともに、パスポートを保持し、説明ができる状況にしておくことで、リスクを軽減することができます。もちろん、このような対策をしても、100%の対策とは言えませんので、できることなら、必要以上に、事務所に立ち入らないことが賢明といえます。

実際に、イミグレーションの臨検で、多額の解決金が必要になった事例もございますので、特に就労許可の部分には注意をしていただきますよう、周知させていただく次第でございます。

今後とも皆様に有益な情報を配信していきたい所存でございます。

 

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