いつもお世話になっております。東京コンサルティングの早川でございます。インドネシアの日系企業様からいただいた、KBLIコードに関するご質問をご紹介します。
<KBLIコードとは>
投資調整庁(BKPM)が発令しているネガティブリスト上で用いられる、各種ビジネス内容を表した番号(コード)のことです。このコード(つまり事業内容)によって、インドネシアで外資規制があるかどうかが分かります。
<ご質問>
法務関連の書類を見ていましたところ、それぞれの書類でKBLIコードが異なっていることに気づきました。どうやら、IU(BKPMからの営業許可)では2016年の法令にあわせたKBLIコードなのですが、TDP(市役所への会社登録証)には2014年の法令にあわせた古いKBLIコードが記載されているようです。
どのように処理したらよいでしょうか。
<回答>
貴社のビジネスが最新のKBLIコードでいうとどれなのかを確認し、それにあわせる必要があります。IU上のKBLIコードと実際の事業内容が合致していれば、TDPのみを最新のKBLIコードに訂正するだけです。
しかしIU上のKBLIコードがそもそも実際の事業内容と合致していない、ということが起きた場合にはBKPMの登録情報から変更していく必要がございます。
また、TDP上のKBLIコードが古いということは、TDPの期限が切れている可能性がございます。TDPは基本的に5年に1回の更新となりますので、更新がされていないため古いKBLIコードが記載されている可能性が高いです。今一度御確認ください。