建設業格付けについて

法務

 

2014年4月に設定された、建設業格付けの制度変更に伴い、外国投資企業は、 最高ランクB2の格付けを取得しなければならなくなりました。こちらについては、取得条件が自己資本500億ルピア超と、多額の投資になっておりますため、様子見をされていた企業様もいらっしゃるかと思います。

下記、本取得プロセスについて、ご紹介致します。

 

 

期間

対応期間

申請フォーム記載および必要書類準備

約1 週間

 

GAPENSI(Gabungan Pelaksana Konstruksi National Indonesia:インドネシア建築業者協会)(地区)による申請データの検証

約1 週間

GAPENSI支部(地区)

 

建築業者協会(Jakarta)による申請データの検証

約1 週間

GAPENSI(Jakarta)

 

建築業者協会(National Indonesia)による申請データの検証

約1 週間

GAPENSI(National Indonesia)

LPJKによるデータ入力・検証およびSBU(Sertifikat Badan Usaha:事業体証明書、B2記載)発行

65 営業日

LPJK(LEMBAGA PENGEMBANGAN JASA KONSTRUKSI)

BKPMのオンラインシステムにてIUJK(Izin Usaha JasaKonstruksi:建設サービス事業許可)の申請

約1週間

BKPM

 

本件の主な申請条件は以下の通りです。

・自己資本が500億ルピア超であること

※監査報告書の提出も求められます。

・過去10年間に累積で2,500億ルピア以上、830億3,000万ルピア以上の工事実績

・Classification の選択

※2014年4月の法律改正により、Classificationの分類が新しくなされ、GeneralとSpecialのどちらかのClassificationを選択しなければならなくなりました。法律改正前に、GeneralとSpecialに該当するものを両方取得していた会社はどちらかを選択し申請する必要があるようです。

・SKA(Sertifikat Keahlian Ahli:専門家証明書)保持者(General Classificationの場合は3人Special Classificationの場合は2人)

 

本手続きは、建築業者協会 、LPJKの手続きに時間を要することになります。手続きの費用はClassificationをいくつ申請するかで異なってきます。(公表されている手数料は一つのClassificationあたり約6,000,000IDRです。特急対応等は別途手数料にて相談可)

 

また、本法律改正により、対象の格付けを新たに取得していない企業等への罰則等は明らかになっていませんが、公表されている上記の手続きでも3-4か月程要するので、早めの決断が必要になってくるかと思います。

 

以上

 

 

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