インドネシア出張時について

法務

こんにちは。インドネシアの長澤です。

こちらにはインドネシア進出の検討や取引先、パートナーとの交渉等のために日本から出張でいらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
そのような時に事前によく聞かれることとして、

・英語の使用について
・通貨について
・物価相場について

など日常的なことから、

・PCや備品の購入について
・交渉時の契約書等について

などビジネスに関わることまで様々あります。

他の国に出張や赴任されていた方が驚くのは、まずインドネシアでは日常生活で英語が通じないことが多いです。
特に、タクシーでも英語が通じないため、簡単なインドネシア語は覚えるか住所を控えておくなどしておくことをお勧めします。
なお、こちらではタクシーも必ずしも安全とはいえないので、日本人はブルーバード、ガムヤン、エクスプレスなどある程度信頼のできるタクシー会社を選んだほうがよいでしょう。

また、会計上は一定の手続をとればUSドルで記帳等することは出来ますし、取引も可能です。
ただし、日常生活ではまずUSドルは使わず、ルピアを使うことになります。
こちらの最大紙幣は10万万ルピア(約1,200円)ですので、紙幣を持ち歩くとかなり財布がいっぱいになってしまいます。

そして、こちらでの物価ですが、もちろん現地の安いものはありますし、タクシーの初乗りも日本の10分の1程度です。
ただし、日本食を食べようとすれば1,000円くらいはかかるので、日本と変わらないくらいです。

金額は高いですが、備品やPC、ケータイもお金を出せば手に入る、という感覚です。
ただし、日本語対応のPCやケータイは限られていますので、特に駐在員用のPCなどは日本から持ち込んだほうが無難かと思います。

さて、最後に取引先等との交渉をする場合には、事前にインドネシア語での購買契約書等の雛形を用意しておくことをお勧めします。
特に条件交渉を日本に持ち帰ると、その後のスピードが遅くなってしまします。
雛形をベースに条件を交渉し、その場で出来るだけ決定し、持ち帰る場合にも検討事項が明確になるようにしておくのがよいです。

特に値引額、支払条件、販促費の有無、最低発注数など交渉になりやすいポイントは事前にレンジを決めておくとスムーズになります。

このように、日常的なことから仕事の面まで、事前に準備をすることが大切ですが、同時にこちらに来て初めて感じるインドネシアの成長、魅力もたくさんあります。
インドネシアに興味のある企業の方はぜひ早めにお越しください。

以上

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