こんにちは、中国・上海の田中勇です。本日は、日本本社からの出張者費用についてお話します。
中国で勤務するためには、通常、Zビザ(就労ビザ)、Mビザ(商業ビザ)、Rビザ(中国でハイレベル人材として認められた人材のみが取得できるビザ)の内、いずれかの取得が必要になります。その他にもDビザ(中国に永住するために入国するビザ)やCビザ(飛行機や船舶等の乗員向けビザ)があります。通常、一年以上中国への赴任する場合は、Zビザを取得します。
そのZビザ取得の手続順序は下記の通りです。通常、早ければ約2か月で手続きが完了します。
①就労許可証の取得(中国側)
②被授権単位査証通知表の取得(中国側)
③仮ビザの取得(日本側)
④健康診断(日本または中国)
⑤外国人就業証の取得(中国側)
⑥居留許可証の取得(中国側)
①については、各地域にある外国人就業センターへ以下の必要書類を提出して申請します。申請後、通常1週間後に就労許可証が発行されます。
・外国人就業申請表
・就業先の営業許可証、外資企業は批准書も必要(コピー)
・就業先の組織機構代碼証(コピー)
・外国人履歴証明
・職務に関する資格証明書
・学歴証明書
・パスポート(コピー)
・資格証明書
※資格証明書等で中国語以外の書類は、中国語訳も提出する必要もあります。
②被授権単位査証通知表の取得(中国側)については、各地域の対外経済貿易委員会(組織名は各地域により異なる場合があります)に以下の必要書類を提出します。こちらも申請後一週間程で被授権単位査証通知表が発給されます。
・被授権単位査証通知表の申請書
・外国人就業許可証
・申請者のパスポート(コピー)
・現地法人の営業許可証(コピー)
③仮ビザの取得(日本側)については、日本の中国大使館へ下記必要書類を提出し、申請します。
・中華人民共和国査証申請表
・申請者のパスポート原本と写真ページのコピー
・6ヵ月以内に撮影された証明写真一枚(サイズ:縦4cm×横3cm,無帽で正面を向いているもの.)
・「被授権単位査証通知表」原本とコピー
・「就労許可証」原本とコピー
続きは来週お話します。
以上
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