こんにちは、中国・上海の安孫子 悠治 (アビコ ユウジ)です。
今日は中国の投資環境についてお話します。
2010年頃の中国への投資と言えば、日本は他国と比較してもトップレベルの投資国であり、外国投資の投資全体の約10%を占めていました。
加えて、2011年に発表された第12次5ヶ年計画によって外資規制が緩和され、M&Aが活発に行われました。
さて、昨今の中国と日本の投資状況はどのようになっているのでしょうか?
結論から言うと、中国への日本の投資は増加しています。
2017年の中国への日本の投資は上げ下げを繰り返してはいるものの、直接投資の平均額は上がっています。
対して、中国の海外M&Aは急減しています。
2017年は金額ベースで1214億ドル(約13兆円)と前年比42%減でした。
これは中国の監督当局が人民元安を懸念して資本流出規制を強化し、大連万達集団など、海外M&Aで急成長した大手5社への締め付けを強めたことが原因と考えられます。
増加する中国への投資と、減少する中国の海外M&A、海外資本の受け入れと国内回帰の入り混じる複雑な投資状況となっています。
今日は以上です。
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