営業を停止している企業の取り扱い Q&A

こんにちは、中国・上海の三輪常敬です。

 

Q,

中国において、長期間休眠している企業は営業許可証を取り消されるのでしょうか。

 

A,

中国では長期間営業を停止し経営していない企業は、会社法211条の規定に基づいて営業許可証の取り消しが行われます。

 

近年、中国では長期間営業を停止し経営していない企業が増加しております。会社法211条に営業を停止している企業に対する営業許可証を取り消す旨が記載されておりますが、具体的な指針としての通知が、2016年5月27日に公布されました(「工商行政管理総局及び国家税務総局による長期間営業を停止し経営していない企業の整理の問題に関する通知」(工商企監字[2016]97号))。

 

本通知によると、2年連続で年度報告を提出しておらず、納税申告も行っていない企業は整理の対象となります。登記上の住所又は経営場所において連絡が取れる企業に対しては不足している手続きを連絡し、連絡が取れない場合は会社法211条に基づき営業許可証の取り消しを行うことになります。

 

既存企業を休眠される場合においても、年度報告のような必須の手続きは必ず実施する必要があります。

 

 

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