こんにちは、中国・上海の田中勇です。本日は、中国からのコミッション支払についてお話します。
中国からのコミッション支払については、規定で定められている内容と実務上で運用されている内容があり、少し複雑です。
まず、送金可能かどうかについては、中国からの輸出に関わるコミッションであれば、送金可能です。輸入に関わるコミッションについては、実務上、送金できない状況です。
また、10％または1,000万ドル以内であれば、送金時銀行審査のみで送金可能ですが、上記の額を超えると外貨管理局の承認が必要です。
次に、コミッション率については、実務上、収入の5％以内の送金がほとんどです。
根拠理由として、税務上5%までのコミッション料しか損金算入できないという法律があるためです。（財税[2009]29号。ただし、損害保険企業：15%以内、生命保険企業：10%。その他の企業：5%以内。）
最後に、税金については、収入の5%を超えるコミッションについては、企業所得税上損金としては認められません。（根拠条文：財税[2009]29号）
参考：財税[2009]29号
http://www.chinatax.gov.cn/n8136506/n8136563/n8193451/n8946067/n8951039/9112101.html
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・現地採用について
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2. 中国の労働法
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