中国における平均給与所得(2019)からオンライン市場の発展を視る

こんにちは、
中国・上海の執行 一希 (ジッコウ カズキ)です。

さて、今回は中国における平均給与を鑑み今後の給与水準の見直し、又、中国におけるビジネスチャンスの好機と捉える一助となればと思います。

 

2019年中国全土における平均収入の状況が上海市人力資源和社会保障局で開示されました。
コロナウイルスの影響で2020年における平均給与は下降すると予想されますが、オンラインサービスに従事している従業員に関しては引き続き給与水準は高まり続けると予想されます。

2019年の全国給与水準は穏やかに上昇とあり、業界別に見ると、ソフトウェア・情報技術のサービス業が一番高く、金融業、科学研究・技術サービス業がトップ3を占めています。
都市部の民間部門の中で年間平均給与は下記のようになっています。

  • ソフトウェア・情報技術サービス業
    85,031元/年
  • 金融業
    76,107元/年
  • 科学研究・技術サービス業
    67,642元/年

情報技術サービスに関しては、コロナウイルスの影響をさほど受けておらず(サービス内容により変動し、筆者の主観的な観点から)、また今後もさらなる発展が見込まれるため、都市部での優秀なIT人材はますます獲得が難しくなるかと予想されます。

 

また、オフライン小売業は急速に発展しており、
「2019年の全国現物商品のオンライン小売額は前年比19.5%増加した。これに伴い、都市部の非私営部門における卸売りと小売業の就業者の年間平均賃金は10.5%伸び、全国平均賃金の伸び率は0.7%を上回った。」
というデータもあることから、オンラインビジネスの将来性に期待を持てます。

今後、コロナショックの影響下でも2級都市、3級都市でもオンライン小売業において更なる発展が予想され、また可処分所得も増えていきます。
日本の酒や農産物の需要も高まっており、購買意欲の高い中国マーケットへ日本企業も力をいれてみてはいかがでしょうか。

 

参照
中国政府网 转自于人民日报海外版

 

ご一読いただきありがとうございます。

東京コンサルティングファーム 中国・上海では中国における給与設計、貿易のサイの各種ライセンス取得に対するご相談を承っております。
まずはご相談くださいませ。

今週は以上です。


Wiki-Investment 

~ 『海外投資の赤本シリーズ』、待望のデータベース化! ~ 

海外進出の対応国数30か国 ビジネスサポート企業数550社以上!!
新興国を中心に海外ビジネス情報(会計、税務、労務、基礎知識、設立、M&Aなど)をまとめたデータベース!

各国のビジネス基礎情報に加え、最新の法改正やアップデートについて、逐一更新しております!
以下、URLより無料会員登録(24時間お試し)も可能ですので、ぜひご覧ください!
URL:https://www.wiki-investment.jp


东顾企业管理咨询(上海)有限公司 / Tokyo Consulting Firm Shanghai
執行一希 (jikko kazuki)


E-mail:jikko.kazuki@tokyoconsultinggroup.com

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、
最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社
(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co.,Ltd.)は
一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る