バングラデシュの治安状況(2016年10月15日時点)

2016年10月時点のバングラデシュの治安状況をお伝えします。

 

<政府のテロ対策の動きと治安状況>

2016年7月のテロ以降、外国人や異教徒が犠牲になるテロなどは起きていません。バングラデシュ政府は、7月1日のレストラン襲撃事件をJMB(国内の過激派組織)の分派(新JMB)の犯行として、厳しい取り締まりを行っています。8月にはレストラン襲撃の首謀者とされるタミムチョードリー容疑者を射殺し、直近では、10月8日午前にダッカ市内の過激派組織の潜伏先を襲撃し、銃撃戦の末に11名を射殺しました。

一方で、ISによる動きも依然みられます。ヒンドゥー教とイスラム教シーア派の宗教行事を翌週に控えた10月3日には、異教徒や外国人を標的として襲撃を続ける旨の記事を発表しました。実際の被害は出ていないものの、引き続き警戒が必要な状況といえます。

 

<駐在員の方の対応>

以前ブログでもお伝えしましたが、現地に駐在する日本人の方は、ガラス飛散防止シート、監視カメラ設置など安全対策を強化し、通常通りの業務をおこなっておられます。

 

<出張者の対応>

出張者の方の対応については、以前緊急性の低い新規事業での進出や視察は減ったものの、繊維業などすでにビジネスがスタートしていたり、製造のオーダーが入っている企業の方は、定期的に出張に来られています。セキュリティの高いホテルに宿泊する、ホテルからの外出は一切禁止、などのルールをもって業務をされています。

 

(以上)

 

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