来期予算案について~2020年7月2021年6月~

バングラデシュの事業年度は、7月1日~翌年6月末までです。
そのため、バングラデシュでは毎年6月に政府より予算案や法律改正などの発表があります。

バングラデシュの法改正は改正と施行のタイミングが同時のため、法律が改正されていることに気づいたころには既に運用されているということもしばしば起こります。

 

2020年6月現在、バングラデシュ政府より総額約5兆6,800億タカ(約7兆1,000億円)の予算案が発表されています。

バングラデシュではCovid-19の感染者が既に累計11万人を超え、2020年前半は経済的にもCovid-19の影響を大きく受けていました。
バングラデシュ国内では工場閉鎖などの理由から電力需要が減少しており、昨年度(2019年7月~2020年6月)の電力分野の予算が約2兆4,800億タカであったのに対して、今年度は約2兆6,000億タカに留まっています。

一方で、保健省の予算は昨年度対比で約3,000億タカ増加しており、政府が国民の生活支援に力を入れていることが伺えます。

予算案と合わせて法改正、特に税法の改正内容を確認する必要があります。


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齋藤かおり


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