バングラデシュの観光産業について

2017年の世界経済フォーラムで発表された報告書によれば、「観光で訪れたい国」の中で、バングラデシュは136ヵ国中、125位となっている。ちなみに日本は、昨年より5位順位を伸ばし、4位となった。

バングラデシュ近隣国をみると、インド40位、スリランカ64位、ブータン78位、ネパール103位といったランキングとなる。

 

バングラデシュの具体的な実績を見ると、2015年には12万5千人が観光目的でバングラデシュへ訪れている。また、観光産業は国内で110万人の雇用を生み、GDPの2.4%占める。

世界的にみれば観光産業は10%を占めるのに対して、バングラデシュの数値は圧倒的に低いことがわかる。

 

バングラデシュでの主な旅行先;

–      ダッカ(Dhaka):バングラデシュの中心であり、多くのモスクが存在する。

–      コックスバザール(Cox’s Bazar):世界最長120kmのビーチが続く。

–      サンダーバン(Sundarban):ベンガルタイガーの生息地であり、マングローブ林に多くの生態系が

みられる。

–      バンダーバン(Bandarban):多くの仏教徒がくらし、有名な仏教寺院も存在する。

–      ランガマティ(Rangamati):美しい自然景観が有名。伝統的なファッション体験やボートクルージ

–                         ングもでき、国内エコツーリズムのできる数少ない場所。

 

主に、セキュリティの確保、インフラ整備、文化遺産のプロモーション、ビザの管理システムに多くの課題が挙げられるが、旅行産業へ予算配分が少ないこともあり、この産業の発展にはまだまだ時間がかかりそうである。

 

 

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