バングラデシュ駐在の北口です。先週に引き続き、本日も銀行口座開設についてお伝えします。今回は法人の口座開設についてです。
会社設立時には、まずは法人登記前口座（non-operative account）を開き、会社設立後に法人登記前口座を通常の口座(operative account)へ変更します。バングラデシュで銀行の法人口座を開設する場合は、一般的に以下の書類が必要となります。
（法人登記前口座開設の必要書類）
・会社設立申請書類（会社称号を記載した資料、取締役会議事録等）
・証明写真（裏に本人のサインがあるもの）
・取締役一覧 等
（登記前口座から法人登記後口座への変更申請の必要書類）
・申請書類
・会社設立関連資料（営業許可証、TIN番号、定款等）
・証明写真
・Transfer letter
（法人登記前口座から登記後口座に資金を移すための承認文書）等
先週ご紹介しました個人口座と同様に、バングラデシュの銀行口座開設は、ローカル銀行か外資系銀行かによって開設までの所要時間がかなり変わってきます。ローカル銀行の場合であれば、1-2週間で開設できる場合もあるようですが、外資系の銀行では、審査が厳しく申請してから2-3ヶ月以上かかった事例もあります。会社設立の際にはスピードを重視してローカル銀行で口座を開設し、その後事業開始した後に海外との取引用の外資系銀行口座を開設されることをお勧めいたします。
（以上）
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