
皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループバングラデシュ拠点の安倍史紘です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「【2026年最新】バングラデシュ2026-27年度予算案とFinance Bill 2026の概要|日系企業が注視すべき税制改正のポイント 」についてお話していこうと思います。
バングラデシュに関する基礎知識が知りたい方は、こちらから▼
・バングラデシュの基礎知識
バングラデシュに関するセミナーに参加したい方は、こちらから▼
・バングラデシュ関連セミナー
目次
【2026年最新】バングラデシュ2026-27年度予算案と
Finance Bill 2026の概要|日系企業が注視すべき税制改正の
ポイント
今回は、 2026年6月11日に発表されたバングラデシュの2026-27年度予算案およびFinance Bill 2026 について説明いたします。
【本記事の結論:バングラデシュ2026-27年度予算案のポイント】
- 発表日と規模:2026年6月11日に発表。総額9.38兆タカ規模で、GDP成長率6.5%を目標とする。
- 税制改正(Finance Bill)の焦点:個人の非課税所得枠の引き上げや、ICT・製造業向けの税率緩和、VATの見直し等が提案されている。
- 実務上の注意点:現段階は法案(Finance Bill)であり、6月末〜7月初旬に「Finance Act」として成立した時点で最終的な実務対応を確認する必要がある。
バングラデシュでは、毎年6月に翌年度の国家予算案が発表されます。バングラデシュの会計年度は7月1日から翌年6月30日までとなっているため、6月に発表される予算案は、翌7月1日から始まる新年度の政府方針を示す重要な内容となります。
この予算案では、政府の歳出計画、歳入目標、経済成長率、インフレ率などのマクロ経済に関する方針が示されます。また、それとあわせて、法人税、個人所得税、VAT、関税、源泉税などに関する税法改正案も公表されます。
税法改正案は、Finance Billとして国会に提出されます。Finance Billは、その年度の税制改正案をまとめた法案です。
ただし、Finance Billが発表された時点では、改正内容はまだ最終確定ではありません。通常、6月中に国会で審議され、6月末から7月初旬にかけてFinance Actとして成立・施行されます。その後、確定したFinance Actの内容に基づき、新年度の税制が適用されます。
そのため、6月にFinance Billが発表された段階では、まずは改正の方向性を確認し、最終的な内容については、Finance Actとして成立した後に改めて確認することが重要です。
-
2026-27年度予算案の概要
2026年6月11日に発表された2026-27年度予算案では、総額9.38兆タカ規模の国家予算が示されました。また、政府は2026-27年度のGDP成長率を6.5%、インフレ率を7.5%とする目標を掲げています。
今回の予算案は、経済の安定化、投資促進、税収基盤の拡大、税務行政のデジタル化などを大きなテーマとしており、企業活動や個人の税負担に影響する複数の税制改正案が含まれています。
-
今年の主な注目ポイント
今回のFinance Bill 2026では、個人所得税、VAT、関税、源泉税、デジタル関連分野などに関する改正が注目されています。
まず、個人所得税については、一般個人の非課税所得枠の引き上げが提案されています。これにより、一部の納税者にとっては税負担の軽減が期待されます。一方で、税率構造や控除制度の見直しも含まれているため、最終的な負担がどのように変わるかは、確定したFinance Actの内容を確認する必要があります。
また、ICT関連製品、デジタル経済、製造業の促進を目的とした税率の引き下げや免税措置も提案されています。バングラデシュ政府としては、国内製造業やデジタル分野を引き続き成長分野として位置づけていることがうかがえます。
VATや関税についても、生活必需品、輸入品、製造業関連品目などを中心に、税率の見直しが提案されています。これらの改正は、消費者価格や企業のコスト構造にも影響する可能性があります。
一方で、今回発表された内容は、あくまでFinance Billの段階であり、今後の国会審議を経て変更される可能性があります。そのため、現時点では改正案の全体像を把握しつつ、6月末から7月初旬にかけて成立するFinance Actの内容を注視する必要があります。
なお、今回の予算案およびFinance Billの詳細は、Bangladesh Customsのウェブサイトにて公表されています。予算演説およびFinance Billの原文は、以下より確認することができます。
National Budget Speech 2026-2027
https://customs.gov.bd/files/BudgetSpeech_2026_2027_E.pdf
Finance Bill 2026
https://customs.gov.bd/files/Finance-BILL-2026-2027-Final.pdf
Bangladesh Customs Budget 2026-2027 掲載ページ
-
まとめ
バングラデシュでは、毎年6月に国家予算案とFinance Billが発表され、6月末から7月初旬にかけてFinance Actとして税法改正が確定します。
Finance Billは、翌年度の税制改正の方向性を把握するうえで非常に重要な資料ですが、発表時点ではまだ最終確定ではありません。そのため、企業や個人としては、まずは改正案の内容を確認し、その後、確定したFinance Actの内容を改めて確認することが重要です。
2026-27年度予算案では、税収基盤の拡大、税務行政のデジタル化、個人所得税の見直し、VAT・関税の改正、デジタル経済や製造業支援などが主なテーマとなっています。
弊社では、Finance Actとして税法改正が確定した後、日系企業に影響する主要な改正内容について、改めて解説してまいります。特に、法人税、個人所得税、VAT、関税、源泉税など、企業実務に影響する項目については、確定内容を踏まえて整理する予定です。
この記事に対するご質問・その他バングラデシュに関する情報へのご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください。
※画像クリックでお問い合わせページへ移動します
【PR】海外最新ビジネス情報サイト「Wiki Investment」

※画像クリックでWiki Investmentページへ移動します
進出予定の国、進出している国の情報収集に時間かかりませんか?
進出してビジネスを成功させるためには、その国の知識や実情を理解しておくことが
必須となってきます。
しかし、情報が溢れかえっている社会では
どれが本当に信頼できる情報なのか?が重要になります。
そんな「信頼できる情報」をまとめたサイトがあれば、どれだけ楽に情報収集ができるだろう…
その思いから作成したサイトが「Wiki Investment」です!!
弊社東京コンサルティンググループは海外20カ国超に展開しており、
その現地駐在員が最新情報を「Wiki Investment」にまとめています。

【Wiki Investmentで何ができる?】
・現地駐在員が毎週ホットな情報を更新するNews update
・現地に滞在する方からご質問頂く、
より実務に沿った内容が記載されているQ&A集
・当社が出版している海外実務本をデータベース化したTCG書籍
などの新機能も追加しました!
経営者・幹部層の方におススメしたい【全ての経営者へ贈るTCGブログ】
※画像クリックで「TCGブログ」ページへ移動します
会社経営や部下のマネジメントをしていると、様々なお悩みって出てきませんか?
・どうしたら、会社は良くなっていくんだろう・・・
・部下が育ってくれるにはどうしたらいいんだろう・・・
そういったお悩みをもつ経営層の皆様におススメしているブログがございます。
コンサルティングファームとして、これまで多くの企業様と関わり、
課題を解決してきたコンサルタント達による
経営課題や悩みについて解説したブログを無料公開しております。
もっと会社を良くしたい!、マネジメントについて学びたい!
そうお考えの皆様におススメのコンテンツとなりますので、ぜひご覧ください!

Tokyo Consulting Firm Limited(Bangladesh)
安倍史紘
※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。









