こんにちは、ベトナム、ハノイ駐在員の浅野です。
Q, 日系企業の現地法人に駐在をしています。通常の移動は、タクシーを利用しています。ベトナムでは、すべての費用は、VAT Invoiceを取得しなければ、会社の費用として認められないということなのですが、タクシーを利用した場合は、VAT Invoiceを入手することができません。タクシーを利用した場合は、会社の費用とはならないのでしょうか。
A, タクシーを利用した場合にいくつかVATInvoiceを入手する方法があります。まず、グループタクシー及びマイリンタクシーは、会社契約をすることにより、専用のカードを使用し乗車の都度キャッシュレスで決済することができ、1ヶ月分をまとめて会社に請求されるシステムがあります。 1ヶ月に一回の請求の際にVAT Invoiceが発行されます。確実にVAT Invoiceの入手が可能かつ利用の都度キャッシュレスで決済ができるため、駐在員の立替払い等が不要になり、非常に利便性が高いといえます。もうひとつの方法は、タクシーの乗車の際にいったん現金で支払いを行い、運転手からVAT Invoiceではない、簡易的な領収書を入手しておきます。同じタクシー会社の領収書がいくつか集まり、ある一定の額を超えた場合は、そのタクシー会社に領収書を提出し、VAT分を追加で支払うことによりVAT Invoiceを発行する場合があります。
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