ハノイとマニラ①

こんにちは、ベトナムのハノイ駐在員の浅野です。
今回のブログは、今までとは趣向を変えてベトナムと他の国と比較をしてみたいと思います。
私は、ハノイを担当していますが、距離的に近いということもあり、弊社フィリピンのマニラ支店の立ち上げも担当させていただいておりました。
実際にマニラにも計3回程出張しています。その中で日系企業の投資先として、また、日本人駐在員の生活環境といった観点から、ベトナムとフィリピンの比較をしてみたいと思います。
まず、フィリピンの概要から説明しますと、人口は約9千万人、主要産業は農林水産業、首都はマニラ、平均年齢は21歳、東南アジアに位置する島口で非常に若い国です。
特徴としては、教育を受けたものは英語を話すことができます。フィリピン語という言語もありますが、現地語が、100以上存在するため、法律やその他公式な文書は英語が使用されています。大卒以上になるとほぼ英語が話せるため、他の東南アジア諸国と比較してコミュニケーションが容易です。
日本人からは非常に治安のある国であるとの印象がありますが、実際に行ってみると特に危険という印象はありません。また、他の国でもいえることですが、危険といわれる場所には近づかない、夜間の外出は避ける、昼でも人気のない道は避ける、常に周囲を警戒するといった基本的な常識を守りさえすれば危険はないと思いました。フィリピンに駐在する日本人はみなさん同じことをおっしゃいます。
マニラとハノイを比較しての生活の容易さに関してですが、私は正直マニラの方が生活は楽だと思いました。英語が通じるということが本当に楽です。ハノイでは、タクシーの運転手、スーパー等ではまず英語を話せる人材はいません。また、マカティが中心ですが、ハノイと比較して街が非常にきれいです。フィリピン人はあまりゴミを道にすてません。コンビニ等の小売が発達していることも大きいです。コンビニに品ぞろえは日本とも遜色ありません。
サービスの部分でもフィリピンの方が優れていると思います。フィリピンでレストランに入ると店員が笑顔で迎えてくれます。そこまで高いお店ではなくてもです。私はベトナムでの無愛想な店員の接客に慣れ切っているので、フィリピンに滞在する度に感動してしまいます。
ただし、電気代と水道代、電話料金がフィリピンは高いです。感覚的にはベトナムの3倍以上すると思います。また、インターネットの状態もあまりよくありません。ベトナムは、無料でwifiが利用できるカフェがたくさんありますが、フィリピンはwifiを利用するのに使用料を払わなければならないところもあります。
また、フィリピンのマニラは日本人駐在員の生活の満足度が非常に高いというデータもあります。私も個人的にはマニラが好きです。
次回は、日系企業の投資環境の点から、ベトナムとフィリピンを比較してみたいと思います。

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