皆さんこんにちは。東京コンサルティングファーム・シンガポールの岩城です。
<Q>
来年65歳を迎えるスタッフがおります。現在シンガポールの定年は62歳で、65歳まで再雇用が認められているかと思いますが、弊社としては、65歳以降も当該スタッフに残ってほしいと考えております。シンガポールにおいて、これは問題ないのでしょうか。
<A>
結論から申し上げると、65歳以降の再雇用も問題ありません。当然スタッフの方が継続して働きたいという意思を持っている場合になります。
シンガポールの再雇用について、少し誤解されているケースがありますので、開設させて頂きます。定年は62歳であり、65歳の再雇用の権利を持つのは雇用者ではなく、従業員です。つまり、従業員が望めば会社はこれを認めなければなりません(いくつかの条件はありますが。)。近々この権利が65歳から67歳に引き上げられる方針であり、現在もMOMは67歳まで再雇用することを企業に呼びかけています。
この際、一点注意すべきこととしましては、62歳を超えてからは毎年雇用契約を更新する必要があります。おそらく、毎年の更新をしていない企業が多いかと思いますが、今年からスタートするKETsにも関わる事項になりますので、整備することが必要です。
以上