今回はメキシコの品目別の輸出入についてお話します。
品目別に輸出額を見ると、圧倒的に工業製品が多く、全体の約9割を占めていることがわかります。中でも多いのが自動車やその部品で、2017年、2018年ともに大きく伸ばしており、工業製品の中では電気・電子機器の約2倍であり、トップシェアの輸出品目となりました。
一方、電気・電子機器は、主力であるカラーテレビやフラットパネル、携帯電話などいずれも低調で、ほぼ横ばいで推移しています。電気・電子機器は多くの分野で、中国や韓国との競争により、輸出額の減少や価格の下落があり、苦戦を強いられています。新たに中国企業がメキシコに生産拠点を設ける動きなどもあり、今後の展開が注目されるところです。
【主要品目別輸出金額および比率】
出所:JETRO
https://www.jetro.go.jp/world/cs_america/mx/stat_03.html
品目別に輸入額を見ると、工業製品が圧倒的に多く、全体の8割強を占めており、自動車・自動車部品、電気・電子機器やその部品などが、その多くを占めています。
自動車や電気・電子機器の部品を輸入して、組み立てて完成品を輸出するという加工貿易が多く、輸出品のための輸入品となっているという特徴があります。自動車生産も好調に伸びており、設備投資が盛んに行われ産業用機械の輸入も好調に推移しています。
【主要品目別輸入金額および比率】
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なお、本記事は2019年10月時点の内容となっております。最新情報やより詳細な情報は弊社サービスのWiki Investmentをご利用頂きたいと思います。Wiki Investmentへの登録は、下記のリンクからお願い致します。