メキシコでの未処理(未計上)のFacturaの対応について

会計

メキシコでは原則全ての取引情報が電子化(CFDI、いわゆるFacturaとして発行)され、メキシコ国税庁(SAT)に電子情報として記録されています。そのため、もし企業が発行されたFactura情報を会計処理上記録しなかった場合、企業からSATへ提出した情報とSATで把握している情報に差異が生まれることになります。実際、「小数点以下(センタボ単位)での金額の相違によってSATから指摘を受けた」と言ったこともあるようですので、注意が必要です。

 

さて、このような良くも悪くも全てが電子化されてしまっているため、誤ってFacturaを発行してしまった場合はどうすればよいのでしょうか?例えば、“個人用のものを会社のRFCを使ってFacturaを発行してしまった”といったケースです。

このようなケースでは最も良い方法は、そのFacturaをキャンセルする、ことです。これによって、誤って発行された情報が修正されるからです。

もし、キャンセルを行わなかった場合は、上記理由から経常そのものは必要となりますが、企業活動に不要な経費は損金不算入となりますので、注意が必要です。

 

本件に関しての詳細を確認されたいことは、ぜひ弊社HPを通じてお問い合わせ頂ければと思います。

HP:https://www.kuno-cpa.co.jp/tcf/mexico/


Wiki-Investment 

~ 『海外投資の赤本シリーズ』、待望のデータベース化! ~ 

海外進出の対応国数30か国 ビジネスサポート企業数550社以上!!
新興国を中心に海外ビジネス情報(会計、税務、労務、基礎知識、設立、M&Aなど)をまとめたデータベース!

各国のビジネス基礎情報に加え、最新の法改正やアップデートについて、逐一更新しております!
以下、URLより無料会員登録(24時間お試し)も可能ですので、ぜひご覧ください!
URL:https://www.wiki-investment.jp


株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
黒岩洋一

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る