なぜ管理職は忙しくなってしまうのか?

こんにちは、東京コンサルティングファームの前田です。
今回は弊社代表の動画より、「なぜ管理職は忙しくなってしまうのか?」というテーマについて、特に中小企業におけるプレイングマネージャーの課題とその解決策についてお話しします。

 

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なぜ管理職は忙しくなるのか?

中小企業では、管理職がプレイングマネージャーとしてプレイヤー業務とマネージャー業務を両立しなければならない場面が多いです。この状況が管理職の忙しさを加速させる一因となっています。さらに、多くの場合、下からの情報が迅速に上がってこないため、問題が大きくなってから報告されることが多いです。この遅延が、問題解決にかかるコストや時間を増加させ、最終的には管理職が現場の細かい問題に直接対応せざるを得なくなります。

 

情報が上がらない理由とその影響

私の経験から言うと、特に悪い情報は上司に早く報告されないことが多いです。インドでの経験を通じて、悪い情報が遅れて報告されると、問題が大きくなり、対処が困難になります。この遅れが、結果的に管理職が細かい問題に追われる原因となります。

 

解決策: 迅速な報告と心理的安全性の確保

この問題に対処するためには、まず「悪い情報を早く上げても怒られない」という心理的安全性を確保することが重要です。職場でのミスをヒューマンエラーとして扱うのではなく、システムエラーとして捉えることが必要です。これにより、社員がミスを報告しやすくなり、問題が早期に発見されるようになります。

 

報酬システムの改善

次に、報酬システムを見直すことが有効です。例えば、悪い報告をすることで一律の報酬(例: クオカードなど)を得られる仕組みを導入することで、報告のインセンティブを高めることができます。日本では、クオカードを利用して、悪い報告をすることでお小遣いが増えるという形で社員に報酬を提供することができます。

 

社内SNSの活用

また、報告を迅速に扱うためには、紙やメールだけでなく、社内SNS(例: LINEグループなど)を活用することが効果的です。社内SNSを利用することで、誰がどんな報告をしているのかが全員に開示され、上司がその報告に対して迅速にフィードバックを行うことができます。

 

結果と効果

このような取り組みの結果、私たちのインドネシア法人では離職率が2%にまで低下し、社員の定着率が大幅に向上しました。社員の定着率が向上すると、クオリティや生産性も向上し、利益率も改善します。この循環がさらに給与の引き上げを可能にし、結果としてより多くの人材が集まるようになります。

 

結論

要するに、管理職が忙しい理由は情報の遅延とそれに伴う問題対応にあります。この課題に対処するためには、情報の迅速な報告と心理的安全性の確保、報酬システムの見直し、そして社内SNSの活用が有効です。これらの対策を講じることで、社員の定着率が向上し、企業全体の生産性と利益率が改善されるでしょう。 この方法を取り入れることで、中小企業でも効率的な管理が実現できることを期待しています。

 

これらの仕組みを45分の無料個別面談で詳しく説明しています。
無料面談のなかで内容が良いと思って頂けましたら、ぜひ弊社代表による有料研修会も検討して頂けますと幸いです。

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株式会社東京コンサルティングファーム

横浜支社長
前田 英樹

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